こんにちは、タソカレです。
ついに出してしまいました、一般販売同人作品を。
これまでご支援いただいたお礼という形で有料コンテンツを提供することはありましたが、一つの商品として販売することは無かったので、初の試みです。
タイトルは『雨垂れの音、来たりて』。
下記プラットフォームからお求めいただけますので、ご興味があればぜひ。
DLsite:https://dlsite.com/aix/work/=/product_id/RJ01424955.html
booth:https://tasokareworks.booth.pm/items/7139176
本当は記念日である7月3日に販売開始したかったのですが、少し間に合いませんでした。
とはいえ、心理的な壁である「初めて」を乗り越えられたという意味で、個人的に大きな意味を持つ作品となりました。
どれくらい受け入れられるのか未知数ではありますが、マーケティング的に言えばあまり賢い商品構成ではないとは思います。本気で売りたいならもっとエロの部分を前面に押し出して実用性をアピールしたり、特定の属性をピンポイントで狙い撃ちしたり。
でも今回そうしなかったのは、やりたいことをやりたかったから。
このお話を書きたいと思ったから書いたし、自分で納得したかったから生産性度外視で工数も掛けました。正直商売としては真っ赤っかですが、元より儲けようと思って創作を続けているわけでもありません。
今回こうして販売作品として世に出したのは、今の私の現在地を知りたかったからです。
もちろん全く売れない可能性や酷評をいただく可能性は大いにあります。
でも、それはそれでいいのです。
「お前に求めているのはこれじゃない」「そもそも面白くない」など、ネガティブな意見もあって当然です。ただ、その中でたとえ一握りでも、「よかった」と感じてもらえたなら。私がやりたくてやったことに対して、お金を出してでも欲しいと思ってもらえたのなら。私は自信をもってその人たちのためにこれからも書き続けられます。
17年経ってようやく、私は「創作活動を通じて自分がやりたいこととは何か」を真剣に考えようとしています。
それは人生においても同じで、「一生かけてやりたいことは何か」を探す中で、まず初めに頭に浮かんだのが創作活動だったのです。
そしてそれは、誰かを楽しませたり喜ばせたりすることで初めて完結します。自分だけが納得して満足するなら、ネット上に公開していません。そこにはやはり、同じような趣味嗜好を持つ人と思いを分かち合いたい、楽しんでもらいたいという気持ちが根底にあります。
幸か不幸か、私のそれは世間的にはニッチでマニアックで、多くの支持を得られるようなものではありません。また、実力もまだまだ不足しています。仮に仕事にしたとしたら、おそらく食べていけないでしょう。
それでも、これをやり続けたいかどうか。限りある時間を割いてでもやりたいことなのか。そういったことを考える意味でも、試金石となる作品であり、チャレンジです。
とまぁ、つらつらと書きましたが、あくまで個人的な思いというか抱負なので、特に気にせずこれまで通りお付き合いいただければ幸いです。
こういった形で次回作を出すかどうかは全くの未定ですが、また何かしらやりたいことが湧き上がってきたら心が赴くままにやっていこうと思います。
最後になりましたが、いつもご支援いただいている方々に感謝申し上げます。
それでは18年目もよろしくお願いいたします。
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