日常を彩る人間家具【1】

 人を”モノ”として扱う、という性癖があります。
 人権、自由、人間らしさを剥奪し、無機物として扱うことで、尊厳を奪う。そこに背徳や官能を感じる。
 forniphilia(フォルニフィリア)、いわゆる家具化も、その中の一つです。

 現実では、一種のロールプレイであったり、アートや文学の題材であったり、そういった性的フェティッシュの表現方法の一つとして使われていたりしますが、中にはそのものずばり、映像作品として配信されているものもあります。例えば床に四つん這いになった”人間椅子”に座ったり座られたりなんてのは子どもの頃のじゃれ合いでよくあることですし、深度はともかく割と身近なのかなと思ったりします。

 まぁそれで言えば縄跳びで縛ったりハードルに跨ったり体育マットで簀巻きにされたり狭い倉庫に閉じ込められたり、原初体験は至る所に潜んでいるわけですが、それをエロティシズムにまで昇華できるのはある意味で才能なのかもしれません。

 少し脱線しましたが……。 

 一概に家具化といっても、意味する内容は一つではありません。

 一つは、状態変化による家具化。ファンタジー的な力によって身体を変化させ、家具にする、二次元ならではのジャンルです。
 それこそ、人として生きているのが不思議なくらい原形を留めていない変化もよく見かけます。

 もう一つは、現実的に実現可能な手段を用いた家具化。先に挙げた、身体一つでできるような”ポーズ”としてのものもありますが、ここでは特に拘束

その人が完全だと思う度合いがまさに性癖になるのかなと思うわけですが、ここではひとまず拘束具としての完全拘束を考えてみます。

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